5.5万人がフォローするインスタ「東北カフェ部」

Instagramにてフォロワー5.5万人を誇る「東北カフェ部」というアカウントの運用や、福島県内にて定期的にマルシェを開催している「株式会社 URBAN GLOCAL JAPAN」代表の國分慎也さん。人気アカウント誕生のきっかけや、活動の原動力となる「人・地域とのつながり」についてお話を伺いました。

目次

「東北カフェ部」の誕生

私は高校生の時から「将来起業したい」という思いがありました。高校と専門学校を卒業した後は起業資金を貯めるために広告代理店に就職し、その後商業施設を取り扱う不動産会社へ転職しました。会社員として働きながら興味を持ったのがSNS発信の可能性でした。古着を買い付けてフリマアプリで販売したり、アパレルや美容関連のアカウントも運用したりしていました。これらは会社員の仕事に加えての活動だったため休みはほぼありませんでしたが、どれも楽しかったのでとても充実していたのを覚えています。しかし、これらは需要を見出すタイミングをうまく掴めず、どれも1年〜1年半ほどの運用で一度終止符を打ちました。

 そして同時期に私はカフェの魅力に気付きました。ただ、近場でおすすめのカフェを探そうとInstagramで検索をかけても、出てくるのは全国規模のものや、関東や関西に特化した発信を行うアカウントばかりであることを知りました。東北地方のカフェの情報は、Instagram上にほとんどなかったため、専用のアカウントを作成して自分が訪れたカフェに関する情報を備忘録代わりに投稿に残そうと思ったのが、「東北カフェ部」誕生のきっかけです。最初は福島県内でも近場のカフェに何軒か足を運び、その都度投稿として記録を残すという流れで発信していました。すると徐々に私のアカウントを見て「いいね」や「フォロー」をしてくださる方が出てきたのです。そしてフォロワーの多くが東北地方にお住まいの方だったことから、東北地方に住んでいる方々も私と同じように、今はまだ少ない東北地方のカフェの情報を求めているのだと改めて実感。福島県だけでなく、東北地方全域の発信をする「東北カフェ部」として本格的に運用することを決意しました。

活動を広げて

 「東北カフェ部」では、「リポスト(他者が投稿した内容を引用して再投稿すること)」を中心に発信しています。アカウント運用開始からより多くの方にご覧いいただけるようになり、フォロワーの方も、「この投稿ぜひリポストしてください」という意味のタグ付けをしてくださる方も増えてとてもありがたいです。この時期に「東北カフェ部」の運用をメインにしつつ、東北地方のお店を活性化させるために起業することを決意し、2021年に「株式会社 URBAN GLOCAL JAPAN」を設立。設立してから現在まで、1人で運営をしているため時々発信が大変だと感じてしまうこともありましたが、フォロワーの方々から直接私の投稿に関する温かいメッセージを頂けたり、紹介した飲食店の公式アカウントの人気の上昇を目で実感できると、この活動をやって本当に良かったと心から思います。活動を後押ししてくれる皆さんのおかげで、投稿開始から3年と3か月ほどでフォロワー5.5万人を達成。1日1投稿を心がけて常に新しい情報を発信するようにしていたことが、見て下さる方が「フォローしよう」と思ってくれるきっかけになったのかと思います。

多くの方に「東北カフェ部」をご覧いただけてとても嬉しいです!

東北カフェ部 インスタグラム
https://www.instagram.com/tohoku_cafe/?hl=ja

 また、2021年から「東北カフェ部」の活動の一環として福島県内で飲食や買い物が楽しめるマルシェも開催しています。2021年4月から2022年5月まで合計8回(1回で土日両日開催)実施しました。今のところは須賀川市の「ラフラフ」というレンタルスペースか、郡山イオンタウン内駐車場で開催していますが、出店者さんの方の中には県外からご参加下さる方もいます。開催当初は出店者も思うように集まらず、10店舗ほどで開催していましたが、毎回企画からイベント終了後のご連絡まで妥協せずに運営した結果、リピーターとして出店して下さる方や、SNSでの発信を見て新たに出店をしたいとご連絡下さる方も増えました。現在は約40の出店者を迎えてマルシェを実施できています。運営が大変な時もありますが、Instagramのアカウント運用と同様に、出店者さんや来場者さんの感謝のお言葉や、楽しそうに笑っている姿を見るだけで実施して良かったと毎回感じています。

天候や売上がどうなるかわからないマルシェの運営はやはり大変な部分もあります。お客さんが想定よりもはるかに少なかったときはとてもショックで1日落ち込みました。出店者さんにとても申し訳なかったのですが、出店者さんから「こんな日もあるよ!」とかけていただいたお言葉や、毎回来てくれる来場者さんの姿にとても救われました。この次の日からはどうして人が集まらなかったのか、店舗同士の相性、来場者の分散要因などを自分なりに考えつくして、以後の開催に役立てています。失敗したとき、後悔して終わりではなく、改善点を見つけて次に生かすことが何より重要だと実感しました。

「株式会社 URBAN GLOCAL JAPAN」ではほかに、「東北カフェ部」ポータルサイトの運用や、県外のアイス専門店の方と連携して私が代理店となり、福島県内の飲食店において販売してもらう委託販売事業も行っています。委託販売でも、マルシェと同様に本来直接足を運ぶことが難しい地域のものを近場で手軽に買えて喜んでくださるお客さんの姿や、「自分の商品をより遠くに沢山届けられて嬉しい」と言ってくださる販売者さんのお言葉のおかげで私もとてもやりがいを感じています。

やりたいことに素直になる

自分のやりたいことに素直になってどんどん挑戦してください。「できないかもしれない」「失敗するかもしれない」と考えたところで、何かあったときに責任を負うのも、結果を残して自信がつくのもすべて自分です。やりたいと思ったらとりあえずやってみましょう!全力で取り組んだ後にやめたいと思ったのなら、いつでもやめて次の挑戦に進めばいいのです。

 そして、自分でとことん悩みましょう。先生や大人から温かいアドバイスをもらうこともあると思いますが、結局皆さんの人生を歩むのは皆さん自身です。自分は何をしたいのか、どう生きたいのか、もう一度沢山悩んでみてください。自分の人生を自分で決める“責任”を忘れずに、あなたが心から納得する自分なりの答えを見つけてほしいと思います。応援しています!

おすすめの本
アーノルド・ベネット「”自分の時間”1日24時間でどう生きるか」(三笠書房)

過去に後戻りは絶対にできません。時間の使い方や、時間の大切さをこの本で学び、今過ごしている学生期間などを大事に考えて生きていく事で、今後の自分の生き方を見つけるきっかけになるかと思います。


写真提供=國分さん

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この記事を書いた人

地域で挑戦する人や企業を豊かにすることを目的とした福島創業のチーム。 ライターやデザイナー、映像クリエイター、エンジニア等といったプロが集まり、 各々の専門スキルや個性を活かしながら、関わるお客様や地域の資本を豊かにするため活動している。

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